

ギャングスリットとシャースリット?

金属箔スリットに多く求められる超美端面を作り出すには、前項でも述べましたように まず材料の質を見極めることから始まります。
単体?複合体?その構成は?厚みのシェア率は?滑りやすいの?割れやすいの?など 様々な観点から技術者は頭の中とこれまでの実績でベストを組み立てます。
それらの組み立てからスリット方式を変えるのはよくあることですが、先日ギャングスリットの端面で問い合わせがあったので画像を掲載しておきます。
なんでギャングなの?とよく聞かれますが俗語造語でもともとは集合体からきています。 隙間なく刃物を組み合わさった集合体→ギャングにしようっか と昔の先輩方がつけられたのでしょう^^。
シャースリット方式とは違って両端面が同じ条件でせん断されますので図のとおり両側の端面の品質が同じです。 ウェイビングやバリ 波打ち
カエリ だれ 湾曲なども設定次第で軽減されます。 セットするのが超大変なのですが・・・
ではギャングスリットじゃないと綺麗な端面は不可能なのか?
そんなことはありません。
ギャングスリット方式は弱点も多々あります。
それらをカバーするシャースリット方式でギャングに近い品質を生みだすには
一言でいうと
「刃の形状をその材料の質と厚みにマッチさせる」
MSRでは凡そ40種類に及ぶ刃でテストを行います。
上の刃と下の刃を組み合わせるのですが (一般に うわば と したば と呼びます)
これまでに沢山の、ホント沢山の実績がありますのでより詳しくお求めは
お気軽にお問い合わせください。
特に薄箔が得意です!
匠技! 歴史あるMSRの金属箔スリット技術
厚み→0.003mm~0.8mmまで
幅→最小0.3mm~2500mm
50ミクロン単位で調整可能です。
専用マシンが6台ありますので
いつも超短納期で対応出来ます!
A4サイズならいつでも無料で対応させて頂いています。
まずはお気軽にテルください。


超広幅 液晶の幕開けと共にうまれたのが第2工場です。
光学フィルムをメインとして出来た工場ですから品質管理はMSR内においても郡を抜いており、現在のMSR品質をリードしてくれています。広幅になるほど重力との戦いで その点についての相談も承ります。