超高精度 新設備を続々と導入
厚み4~15μをターゲットに従来設備で研究を重ねた結果『更なる精密装置』の導入へと導かれることになりました。1μ単位のクリアランス調整する為に、考えれば考える程『機械精度』への拘りが強くなり誕生した新装置は『バリ・反り』『キャンバー』『捻り』を完全コントロール致します。
※キャンバーとは製品をシート状に置いた時、湾曲が発生することを意味します。『スリット刃の振り』や『ワークの搬送状態』が影響する。特に刃物部分の機械精度が品質に大きく影響する。
画像の通り赤枠がスリット裁断面です。明らかにエッジのシャープ差が違います。これまでも端面品質に自信はありましたが技師3人の知恵と試行錯誤からハイペックスリッターを設計、さらに先へと進むことが出来ました。『小Lot~大Lot生産、数量問わずご対応させて頂きます』
ギャングスリットとシャースリット?
金属箔スリットに多く求められる超美端面を作り出すには、前項でも述べましたように まず材料の質を見極めることから始まります。
単体?複合体?その構成は?厚みのシェア率は?滑りやすいの?割れやすいの?など 様々な観点から技術者は頭の中とこれまでの実績でベストを組み立てます。 それらの組み立てからスリット方式を変えるのはよくあることですが、先日ギャングスリットの端面で問い合わせがあったので画像を掲載しておきます。なんでギャングなの?とよく聞かれますが俗語造語でもともとは集合体からきています。 隙間なく刃物を組み合わさった集合体→ギャングにしようっか と昔の先輩方がつけられたのでしょう^^。 シャースリット方式とは違って両端面が同じ条件でせん断されますので図のとおり両側の端面の品質が同じです。 ウェイビングやバリ 波打ち カエリ だれ 湾曲なども設定次第で軽減されます。 セットするのが超大変なのですが・・・
ではギャングスリットじゃないと綺麗な端面は困難?
結論ギャングスリットには勝てませんが、ギャングスリット方式にも弱点はあります。それらをカバーするシャースリット方式でギャングに近い品質を可能にする方法があります。一言でいうと「その材料の質と厚みにマッチさせる」
MSRでは凡そ40種類に及ぶ刃から選択してテストを行います。上の刃と下の刃を組み合わせるのですが (一般に うわば と したば と呼びます)
金属箔においてはギャングスリット方式、メタルシャー方式のどちらかを選択してベストマッチを提供していきます。
■バリの抑制
せん断加工において、材料が引きちぎられる過程で発生するバリですが、刃物クリアランスの調整がとても重要なポイントとなります。刃物部分の縦偏心を±3μ以内/横偏芯を±0.5μ以内に抑える事で、高精度なクリアランスを維持する事ができ大幅なバリの軽減につながります。
特に材料が薄くなればなる程、刃物クリアランス精度がとても重要となりますが、ニューマシンでは完璧なコントロールを実現し最薄4μから安定した加工対応が可能です。
■ゼロキャンバー
キャンバー(ひねり)に関しまして、特に細幅スリットで見られる現象になります。キャンバーとは材料搬送時のたるみやスリット刃のブレが起因となり、左右切断面の品質に差が出る事で発生します。ニューマシンでは機械精度にこだわり、メカロスを極限まで押さえる事で安定した搬送が可能となりました。更に、高精度な刃物クリアランス調整と併せて、左右切断面の品質を均一にする事でひねりの発生を完全にコントロールいたします。
特に薄箔が得意です!
匠技! 歴史あるMSRの金属箔スリット技術
幅→ 最小0.3mm~2600mm
50ミクロン単位で調整可能です。
専用マシン が6台ありますので いつも超短納期で対応出来ます!
A4サイズならいつでも無料で対応させて頂いています。
まずはお気軽にテルください。
材質や用途に応じた様々なスリット、スリッター方式
フィルム端面精度スリット、スリッター加工 最大幅2600㎜
フィルムのクリーンスリッター加工は材質と厚みから最適な条件を見極めてスリット加工方式を決めます。30種類以上のスリット刃から厳選します。スリット方式もフィルムスリット加工用のシャー式や硬度フィルムに最適なギャング式 、その他、レザー式またはスコアー式から最適マッチングを探し出します。洗浄液やタッキングローラーによる表面洗浄を行いながらスリット加工をするのも我々の得意のひとつです。ReadMore
超細幅マイクロスリット加工 0.3mmから
フィルム、粘着テープ、金属箔 マイクロスリット加工はMSRのコア技術の一つで40年の歴史。現在はS工場にておこなっており、材料の厚さは4μから1000μまで。材質は高機能フィルムから粘着シート 金属箔までありとあらゆる材質の実績を持っています。最小幅は0.3mm 小型化には最適のこの技術をお試しください。ReadMore
広幅スリット加工 ~2600mmまで
広幅化スリット加工では5つのハードルを越えなければなりません。まずは300mm→700mm 700mm→1500mm 1600mm→2200mm 2200m→2500mm と大体この4つですが、口では言い表せない重力という壁が技術者を悩ませます。あらゆる材質を2600mmの原反から製品まで加工設計は訓練された技師の腕の見せ所です。ReadMore
金属箔スリット
金属箔、主にアルミ箔や銅箔、ニッケル箔をスリットによるバリ無く匠技で仕上げます。ReadMore
粘着フィルム、テープスリット加工
ハーフスリット・カット加工
粘着複層品において離型紙やPETセパのみスリットカットすることは多くありますが我々は粘着層に一切のスリット痕無くハーフスリットカットを行います。お気軽にご相談ください。ReadMore
クリーニングスリット加工
材料表面をクリーニングしながらスリット加工を行います。またスリット後にもクリーナーを搭載することによるスリットカスクリーニングも可能です。
沢山の実績がありますのでお気軽にご相談ください。ReadMore
粘着テープ 細幅スリット加工
粘着テープは多種多様に応じて数千種類に及ぶ品種ですが当社は創業当時から粘着シートやフィルムを専門にスリット加工を受託することから始まりましたので自信を込めて粘着テープの細幅スリット加工を最高品質で提供出来ます。 最小幅0.3mmから10μ単位で刃組みが可能。ReadMore
オシレーションスリット加工
ゲージバンドを解消するために左右にオシレートしながら行うスリット加工です。オシレートは簡単なようですがフィルムの特製を把握しながらダメージの少ない最適な揺動量を探しだすことが大事です。ReadMore
洗浄スリット加工
洗浄液やタッキングローラーによる表面洗浄を行いながらスリット加工をするのも我々の得意のひとつです。プラズマ表面処理によるドライクリーニングは金属箔においての革新です。ReadMore
トラバース巻き加工
トラバース巻きとは主に長尺を目的とする綾巻きの事で画像のように多軸で一気に巻きあげる技法です。ReadMore
レーザーカット・スリット加工受託
CO2レーザーを操り、リング刃では成しえなかった端面を可能にします。 ReadMore
超音波カット・スリット加工
金属刃物でダメなら先ずは超音波で進めてみますか。ReadMore
超広幅 液晶の幕開けと共にうまれたのが第2工場です。
光学フィルムをメインとして出来た工場ですから品質管理はMSR内においても郡を抜いており、現在のMSR品質をリードしてくれています。広幅になるほど重力との戦いで その点についての相談も承ります。
大阪松原市に三つ目の工場、第3工場はプラズマ処理、熱ラミネート、アニール処理が主体です。
2階の関係会社のBaxのTダイ押出フィルム成形とホットメルトコーティングと共に協同開発、協同生産でこれまでとは違う新しいカテゴリーでの発展と成長が楽しみです。
マイクロスコープなどの試験設備を備えた検査室と5つの研究室からなる立会いが可能な、お客様に提供出来る部屋を設けています。自分で操作が可能なスリット加工機械もあり構造などを装置と共に勉強頂いています。
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