フィルム両端に溝をつけるナーリング加工

ナーリング加工

 What is important with knurling
ブロッキングや経時変化によるゲージバンドもこれで一発解決!
コーティング後のデリケートな表面を台無しにしたことはありませんか?
密着性の高いフィルムを巻いた際にピラミッドコブに悩まされたことは、
ブロッキングさえ何とか出来たら良い製品になるのに、、

 
 
 

様々な問題を解決した歴史

ロール品において『巻く』ということ自体、応力が発生します。そして、フィルム表面が平滑というこは絶対にあり得ません。業界では ゲージバンドと言われる厚薄が必ずあり、その厚い部分だけに応力がかかるといっても過言ではないかもしれません。その厚い部分が何層にも積層され力が加わるとコーティング部分だけではなく基材まで変形変質します。
 
 
その高機能面がゆえの ブロッキングでお困りでは? 
我々がお勧めするナール加工はそれらの問題を解決いたします。
ナーリングとは画像のように両端をエンボス加工で高くして中央部分の密着を軽減し応力や密着による劣化要因から機能を守ります。
ナーリング加工の説明
ナーリング加工

高温・変幻自在が最大の特徴

超耐熱フィルムなどの処理実績も豊富にあります。社内独自に開発したナーリングユニットを使用し、最大温度500℃まで、最大幅2500㎜まで対応可能。処理したナーリングについては『最終工程まで残したい』『最終工程では消したい』など様々のご要望に応じて変幻自在にコントロールが可能。お客様の最後の工程までを想定した処理が出来ることが一番の強味です。
 
 
 

ナーリングの3つの効果


ゲージバンド解消 

材料厚薄差から積層時にフィルム表面に歪み・縄シワが発生することがあります。このような時にナーリング処理をすることでフィルム表面のダメージを守ります。


ブロッキング解消 

光学フィルムなど表面が平滑になればなる程、材料繰り出し時にブロッキングが発生し上手く搬送出来ないなどのトラブルが発生することがあります。ナーリング処理をすることで製品間に空気層が出来る為、ブロッキング防止となります。またコーティングや印刷処理の前工程としてよく使われることが多い。 


保護フィルム代替へ 

ECOにも繋がる搬送時使用するロールへの接触を軽減させることで微細な傷が防止されます。保護フィルムを貼りたいけど、コストや余分な資材が増えてしまう・・・などの場合にナーリング保護が採用されるケースが増えてきました。未来の表面保護フィルムの代替になることを願って更に研究を重ねていきます。

素材や厚みに応じたナーリング型の選択

 

金型品質

5種の成形型で最も効果のあるナール加工を提案します。

厚みに応じて(薄膜、厚膜)
・素材に応じて(硬い、軟らかい、伸びる)
面積に応じるとは(嵩上げするのにどの幅が最善か)
・幅を重視する(製品幅が広いほど、、中央部は沈む)
ズレ落ちないタイプなど、これまでの実績からベストをお選びします。
 

ナーリング加工説明2

図の通りフィルムエッジ部分を高温のエンボスロールで成型していきます。巾や深さでフィルム材質の特製にあったナーリングを一つひとつ作り上げて行きます。
 
ナーリング型も5種類 ありますので フィルム特性や使い方と考慮してベストマッチを開発提案します。
 
 

 
<これまでの実績>
COP(シクロオレフィン)
CU(銅箔)
AL(アルミ箔)
PET(ポリエステル)
PP(ポリプロピレン)
PMMA(アクリル)
アルミ箔
銅箔
 
 
これまでに最小15mm幅の製品の両端にナーリング加工を施したこともあります。
 

最大幅は2500mm

 
超広幅の場合はナーリングを両端だけでは無く中央部分にも行う事もあります。沢山の実績がありますのでお気軽にお問い合わせください。

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