深い技術 ラミネート(貼り合せ加工)
貼ればいいだけと思いきや、、、、プロペラ、片そりなど様々なカールと呼ばれる反りを考えながら進めることが必要になります。剥離加工も同様で単に剥がせばよいだけではありません。
フィルムには大きく分けてインフレーションとTダイ押し出し成型の二つに分かれていると言われます。どちらも熱が大きく関係し流動性の乱れ、膜を成形する際に厚みムラとして表現されます。
厚みムラがあるということ、その部分は間違いなく応力が掛かっているということです。
そして総称としてフィルムは、多くの工程を経て我々のもとへ届きます。当然、我々の前にも貼り合せ工程があることもあります。
それらの部分を考えずに単に貼り合わせることは
初心者によくある失敗です。
薄くて伸びやすい材料や剥離しながら貼り合わせする際には、その剥離さえ張力になりますのでバタつきが繊細に影響するなどあります。素材のことを、前工程の事を熟知している技師の元、バランス張力を俯瞰してデザインしながら進めることが大事なのですね!
30年以上の実績を持つ我々にお任せください
このラミネート(貼り合せ)加工から
素材が持つ機能を更に多機能にするのがラミネートです。6種同時貼合で機能が倍増するだけでなく、新しいマーケットにアプローチ、予想以上の品質と実力で期待を裏切りません
。
全てクリーンルーム環境で実施します。
ラミネート(貼り合せ加工)技術いろいろ
6層同時ラミネート(貼り合せ加工)
最も技術を要する多層ラミネート(貼り合わせ加工)
MSRの中でも最も技術を要するラミネート方法です。
6層ラミのマシンを貼合、剥離加工を複合的に操れるだけではなく、材料の特性やロット毎の偏肉など全てを把握出来る
最高職人のみ扱う事を許されています。先ずは全ての種類を通常ラミネートでリスク管理、トレース管理などを経て6層同時ラミネートへ接がれます。
ロール+ロール ⇒ ロールへ、 シートへ
シート+ロール ⇒ ロールへ、 シートへ
シート+ロール ⇒ ロールへ、 シートへ
シート+シート ⇒ ロールへ、 シートへ
多種要望に対応することが可能です。
“硬いフィルム”や“分厚いフィルム”のラミネート加工について
浮き・トンネリング回避硬いフィルムや分厚いフィルムでは、ラミネートは上手くできてもその後、巻取までに浮きやトンネリングが発生する問題があります。MSRでは大、小、金属、ゴムなど様々なロールを使い分けて、限りなくフィルムに負担をかけずに優しく仕上げる事が可能です。フィルムの気持ちになってそれでも困難な場合は熱処理で材料をほぐしたりなど、熟練のオペレーターが加工内容に合った、フィルムの気持ちを考えた、加工をデザイン。時には可動するガイドロールの位置を調整し、その加工その材料だけのウルトラレシピを創り上げます。フィルムをほぐす加工はこちら
常温ラミネート(貼り合わせ加工)
一般的なラミネート方法です。
片側には粘着材が設置して 粘着力と押圧力にて貼合します。
両面テープを利用すると瞬時に欲しい材料がテープに変身します。
多層ラミネート (貼り合わせ加工)
最大6層を同時に行うラミネート(貼り合わせ加工)方法です。
どうしても同時に貼りたい理由がある際に使いますが、高い技術を要します。
500℃高温ラミネート(貼り合わせ加工)
最大6層を同時に熱で材料表面を溶かしながら行うラミネート(貼り合わせ加工)方法です。どうしても同時に貼りたい理由がある際に使いますが、高い技術を要します。
熱パワーラミネートを詳しく
同時スリット加工もお気軽に
硝子・樹脂板・シートラミネート加工
数量が増えるまではシートもので対応したい!
割れやすい材料なのでロール工程では加工できない
ロールで行うとカールが発生するなどの要求に対応したシートラミネーションです。 新しい考えから開発を加速させることができます
巾は超ワイドの2500mm巾まで可能ですのでお気軽に問合せください。
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