カレンダー加工(Calendering Process)とは
フィルム、金属箔、不織布を上・下の鏡面ロールで超高圧プレスし、
表面に光沢を与えたり、密度を高めて特性を向上させる加工技術です。
ロール to ロールで連続的に加工でき、量産にも対応可能です。
フィルム、金属箔、不織布を
上から下から超高圧でプレス(押します)
主な効果
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表面平滑性の向上:凸凹を抑え、光沢・透明度を向上
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転写加工:ロール表面のパターンをフィルムへ高精度に転写
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密度の上昇:プレスにより緻密化、機械的強度やバリア性が向上
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繊維間融着:不織布では融着により強度アップ
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厚み・均一性の改善:薄く、ムラのない仕上がりを実現
絵のように鏡面ロールで熱プレス、高圧プレスで機能向上、表面に光沢を与えたり、素材表面の凸凹を抑えるフラット加工や逆の転写加工、繊維間融着による強度向上、表面の均質性の向上、プレスで密度が上がることで機能の一つですね。変化が現れます。
こんな課題をお持ちの方に
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フィルムや金属箔の表面に光沢を出したい
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パターンや鏡面を転写したい
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厚みを均一にしたい、より薄く仕上げたい
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不織布などで繊維間の強度を上げたい
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ロール to ロールで連続プレスしたい
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複数層(例:4層)を同時に加圧したい
なぜ特性が向上するのか?
「この技術、本当に面白い。そんなつもりで作ったわけではないけど、
——多くの技術者がそう語ります。
その理由は、「密度」にあります。
緻密構造を形成でき、
強度・光学特性・バリア性能などの機能特性向上に直結します。
技術のポイント
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TG点や融点、後工程条件を考慮した精密温度制御
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加圧力・速度差を組み合わせたロール設計
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他の加工技術(ラミネート・焼成・塗工)との複合ソリューション
MSRカレンダー加工の特長
特徴
| 緻密性向上 |
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| 薄さ向上(より薄く) |
| 表面平滑性向上 |
| 均一性向上 |
| 材料強度向上 |
効果
| 密度UPによる強度・バリア性改善 |
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| 均一で高精度な薄膜形成 |
| 光沢・透明度・密着性の向上 |
| フィルム厚み・物性の安定化 |
| 機械的・熱的安定性の改善 |
試作・トライ加工
試験(味見)加工は無料で実施しております。
一度お試しいただき、MSRのカレンダー加工がもたらす「密度の違い」=特性の違いをご体感ください。